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高さ調整ができるスライド式エクストルーダー用マウンター ver.2

【 Slide-type Extruder mounting Plate with adjustable height ver.2 / KODAMA TRINUS 】
先日作成した【Extruder mounting Plate with adjustable height】が強度的に弱くて、使用しているうちに変形してきたので各部を補強したバージョンを作りました。

オリジナルのExtruder mounting Plateをこれに変えれば、ホットエンドの高さ調整が一度で決まり、微調整も簡単に出来ます。
(ヒートベッドの水平の調整が完了している前提です)

データーは【 Thingiverse 】にアップしましたので、自由にご利用ください。

【 別に用意するもの 】
プリントしたスライド式エクストルーダー用マウンター
M3の25~30mm以上のネジ×1
上側のネジ穴には、M3で25〜30mmのネジを使いエクストルーダーの高さを調整します。
M3の8~10mmのネジ×1
側面のネジ穴には、M3で8~10mmのネジを使います。
このネジはホットエンドとヒートベッドのクリアランス調整をした後、エクストルーダーを固定します。
(このネジの長さが長すぎたり、ネジの頭が大き過ぎるとエクストルーダーが右端に移動した時にスライダーのフレームに当たります。)

【 ホットエンドとヒートベッドのクリアランス調整の手順 】
1.まずヒートベッドの水平をしっかり調整します。

2.オリジナルのエクストルーダー用マウンターを外して、スライド式エクストルーダー用マウンターに取り替えます。
 取り付けネジは元のネジ(4本)を使ってください。
 この時、完全に固定せずにプレートがスムーズにスライドできる程度にネジを軽く締めます。

3.マウンターの2本の調整用ネジは仮止め程度に締めてください。

4.エクストルーダーを元のネジ(2本)を使ってスライド範囲の上端に取り付けて上部の高さ調整用のネジで落ちないように調整します。
 (2のマウンターの取り付けネジが緩めでもエクストルーダーによって押えられるので外れることはありません)

5.エクストルーダーをホームポジションにセットしてから、ヒートベッドの真ん中付近に移動します。

6.適当な厚みの紙(コピー用紙等)をヒートベッドに置いて、上部の高さ調整用のネジを緩めてエクストルーダーを下げ、ホットエンドのノズルが紙の上に軽く乗るようにします。

7.ホットエンドのノズルとヒートベッドに挟んだ紙が適度な抵抗で動くように、上部の高さ調整のネジで高さを調整します。

8.マウンター横の固定ネジを締めて、紙を外したらクリアランスの調整は完了です。

最後に確認のため【 First Layer Calibration 100 x 100 x 0.1mm 】を印刷します。
綺麗に印刷できたら高さ調整は完了です。

透明のフィラメントで印刷したので見えませんねぇ〜(笑)

かなりガッチリくっついていたので、綺麗に剥がせませんでしたが隅から隅まで綺麗に印刷できてましたよ!

【 印刷のパラメーター 】
 printer:Kodama TRINUS 3DPRINTER
 nozzle:0.4mm
 layer height: 0.15mm
 ExtruderTemp:225℃
 HeatedBedTemp:105℃
 PrintingSpeed:30mm/s
 FillPattern:Rectilinear
 Infill:100%
 rafts:-
 supports:Yes
 Single outline corkscrew mode:No
 filament : I use ABS 1.75mm

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